「澤登君、あなたの一言で目の前の人がいなくなちゃうかもしれないんだよ!」

こんにちは、共同代表さわとん(澤登和夫)です。

 

⭕️トレ!インストラクター養成講座1期、メンバー11名は3月の修了認定に向けて佳境を迎えてきました。

 

その中で、

「⭕️トレ!のことなどどう伝えたらいいか迷っている」

というようなことをグループに投げかけたメンバーがいました。

みんなが悩みを出し合える場、いいなぁ。

ちゃんと向き合っているからこそだもんな。

 

そのメッセージを読んで、小松さやか所長と話しました。

「ちゃんと聞きたいし、これは大事にしたいよね」

そして、急遽講義が開催されました。

アナウンスの1日後の22時〜なのに、受講生の半分以上が集まるという。。

 

自分の活動について、人から何か言われて凹んだ経験は?

どうしたら伝わるのか、どういう伝え方がいいのか、、、

という話からだったんだけど、結局は「どういう自分で生きるのか」、「どういう設定を持っているのか」、といった深い話になりました。

 

伝わらなかったらどうしよう、否定されたらどうしよう。。

どういう人に思われるだろう。。。

そんな怖さも関係したり。

 

さやか所長の話も本質を突き、それはそれは深いい時間でした。

 

メンバーからこのような質問がありました。

 

「起業してこれまで、伝わらない怖さを感じたことはありましたか?

活動について、人から何か言われて凹んだことはありましたか?」

 

ぼく、12年前に起業してから、カウンセラー、講演家、起業支援プロデュースなどで生きてきました。

決して順風満帆だとは思わないけど、やめようと思うことはなく続けてきました。

 

さて、起業してから、伝わらない怖さを感じたことはあったかな

人から何か言われて凹んだことはあったかな、、

思い返しました。

 

でも、、そんなに出てこない。

「自分のやってることは自分のやってることなので、人から何を言われても別に。。」

って思ってるのかな。

 

と思っていたら、、、

 

あ、思い出した!

 

そうだ、ある人の言葉で超凹んだことがあったんだ!!

 

その言葉でどん底まで行ったことがあったんだ!!!

 

その講義では時間的に伝えられなかったんだけど、、それはこんなことでした。

 

サラリーマン時代、約17年前に遡ります。。

 

カウンセラーとして起業を考えていた時に、Mさんは言った

 

ぼくはサラリーマン時代にうつを経験したので、その経験を活かして同じような人の力になりたいと思うようになりました。

(2004年、17年前、写真中央。まだまだ髪もありますとも〜)

 

そしてその頃よく話をしていた同世代の女性Mさんに、ざっくばらんにそんな話をしました。

 

「俺、カウンセラーになりたいと思ってるんだ」

 

Mさんはしっかり話を聞いてくれました。

そして、Mさんはぼくにこう言ったのです。

 

「澤登くん、カウンセラーになるのはいいことだと思うよ。

でも、もしかしたらあなたの一言で目の前の人がいなくなっちゃうかもしれないんだよ。

それでも大丈夫?」

 

衝撃の言葉でした。

自分の一言で目の前の人がいなくなってしまうかもしれない。。

確かに、カウンセリングには人生を考えるほどの悩みを抱えている人もくる。

そして、その人たちが元気になるきっかけになるかもしれないけど、もしかしたら逆のこともある。

 

そして、、万が一のことも。。

 

ぼくはその言葉を聞いた時、ウッとしました。胸が痛いような感覚もありました。

そこまでしっかりと考えていなかった。

 

ぼくはそこまでの勇気も覚悟もなかったことがわかり、落ち込みました。

一度カウンセラーの道を考えるのをやめたのです。

 

そしてそれだけがきっかけではありませんが、その数ヶ月後、またうつ病になりました。

体も蝕まれ、大腸を全摘出する手術。

大変大変苦しい数ヶ月が続きました。

もう一度、あの言葉を問い直した

 

そして、手術から半年後、ようやく元気になりました。

そして、またカウンセラーをやりたい気持ちが湧き上がってきました。

その時、もう一度あのMさんの言葉が頭に浮かんだのです。

 

「澤登くん、カウンセラーになるのはいいことだけど、もしかしたらあなたの一言で目の前の人がいなくなっちゃうかもしれないんだよ。

それでも大丈夫?」

 

そのときの僕は、こう思いました。

 

「うん。大丈夫。」

 

自分のハートにいる自分は、大丈夫と答えました。

もちろんそんなことが無いように経験もスキルも磨いていこう。

でもやっぱり、自分の一言で傷つけることもあるだろう。

それはある程度は仕方がないこと、もしかしたらそれがきっかけで一時的に凹んでも大きな意味ではいい方向に転ぶかもしれない。

 

そして、もしかしたら、万が一のこともあるけど、、

そこまで考えたけど、、

「それでも続けていこう」

そう思いました。

 

そして、こう思いました。

「このまま自分が活動しなかったら、それこそ人生をやめてしまう人もいるかもしれない。

リスクはあるかもしれないけど、きっと力になれる。

続けていこう」

カウンセラーになろうと覚悟が決まった瞬間でした。

(2008年、34歳、起業記念講演会にて。まだ髪もまぁありました)

 

いつ立ち止まってもいい。進んでもいい。

あれから17年、、もうMさんとは繋がりはありませんが、あの言葉は今でもたまに思い出して支えになっています。

まぁどんな職業でも、いやどんな関係でもこういうことは実は関係しているのかな。

 

ぼくの場合、この時に一番の怖さと向き合って、2年近くかかったけど受け入れたから、、

だから起業後はあまり怖さを感じていないのかもしれない。何か言われてるのかもしれないけど、そんなに感じていないのかもしれない。

 

怖さ、いつか向き合うこと、今、立ち止まってもいい。

今、進んでもいい。

 

でも大丈夫。

最後は、大丈夫。

さぁみんな、行くぜ。

 

 

同じテーマについてYouTubeでもお伝えしていたのでよかったら。

約1年前なので、雰囲気が全然違う気もするけど^^

 

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