前回の
【みんなのスピリチュアルケアVol.3】さぁ、「スピリチュアルケア」をはじめていこう
をちょっと復習。
こんなことを書きました。
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自分を大切な存在として思えない状態の時に感じる痛みが、[keikou]スピリチュアルペイン[/keikou]。
そして、
その痛みに対する[keikou]スピリチュアルケアとは[/keikou]、
・自分という存在を大切に思える状態になること。
・自分という存在を大切にする選択ができるようになること。
そして、おわまるで提供している「◯トレ!」をスピリチュアルケアの方法として紹介しました。
まずは、
① 自分の内側へ意識を向けましょう。
そして、
② 「どんな時に、どんな自分にダメ出ししているか」をキャッチしましょう。
そして、そこに気づけたら、
「そう思っていたんだね。そんな私でもいいんだよ〜。」と、
③ 認めると許すの◯を送りましょう。
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人生の危機だけじゃない、日常の生き方を変える方が大事
ここまで書いてきたように、
「スピリチュアルケア」は、
緩和ケアでだけ必要とされるものではなく、
むしろ、
当たり前の日常の中にこそ必要なのです。
「誰も教えてくれなかったスピリチュアルケア」(岡本拓也著)には、
[aside type=”boader”]「基盤となるスピリチュアルケア」として、「あなたは大切な存在です」ということを、日常のケアそのものを通して、言わず語らず行為そのものを通して、伝えていく方法でしょう。これをして、「基盤となるスピリチュアルケア」と呼びたいと思います。[/aside]
と書かれています。
さらに
「個別的なスピリチュアルケア」として、11個の項目が挙げられ、
例)・音楽・食事・ユーモアと笑顔
などが、事例とともに紹介されています。
まさに、日々の中で大切なことですよね。
さて今回も、
みぃちゃんの具体的なエピソードを元に、日常生活の中でいかに「スピリチュアルケア」が大事かをお伝えしていきます。
みぃちゃんのエピソード④ 日々の中で「本当はどうしたい・・・」を意識して生きる
Vol.3 のみぃちゃんのエピソードでは、
自分が設立したNPOの解散を決めた。
という話でした。
責任を果たさない自分を認めて、許した結果、
NPOを解散することにしたのです。
大きな決断を超えて、
みぃちゃんは、とっても自由で穏やかな時間を手に入れました。
事務所への通勤もなくなりましたから、
本人は、かなり暇だと思っていたかもしれません。
(今は、それを「時間セレブ」と言っています。笑)
(新型コロナが流行する、ほんの数ヶ月前の決断。今から振り返れば、ものすごいタイミングで人生をシフトさせていたんですね。)
今は、超自由で。
いつも食べて、飲んで、遊んでいるだけ〜
って感じにも見える人ですが(笑)
ますます人から愛されるようになり、輝きを増しているのです。
その秘訣は、
日常の中の「スピリチュアルケア」にありました。
1、食事(美味しいご飯とお酒)
みぃちゃんは、病院で過ごした時間が長かったこともあり、
「美味しいものを食べること」
に強い執着?こだわりがあります。
美味しいものを食べるため、ネットで日々リサーチ。
いろんな味を試して、自分で「美味しい!」と思える料理を作り続けています。
そこにお酒もあるのが、みぃちゃんスタイル。
一緒に暮らすパートナーの方との豊かな時間が、この2つのグラスに表れていますよね〜。
病院に入院したら制限されしまうものでも、
自分の心と体と対話しながら、
自分へのホスピタリティを大切にする。
食べたいもの、飲みたいものを食べるって、
すごい力です。
これぞ、スピリチュアルケアの力。
2、音楽
みぃちゃんはとにかく音楽が大好き。
家で好きな音楽を聴くのもそうですが、
Liveにもたくさん出かけています。
コロナ禍で制限されているものの、
今年も、「どんだけ〜!!」とツッコミいれるくらい
ライブ会場に足を運んでいます。
(介助者さんと共に楽しみまくる、みぃちゃん)
3、人間関係(特に介助者さん)
この4年間を振り返ると、
大きなシフトチェンジとなったのは、
「介助者さんを変える決断」
でした。
人生が変わる転機の時、人間関係が入れ替わるということが起こります。
人との関係はご縁。
以前の自分と合った人が、これからの自分とは合わなくなる。
それは、とても自然なこと。
みぃちゃんにも、
これまでの介助者さんと考え方が合わなくなる。
ということが起こっていました。
毎日、一緒にいる人ですから、
自分の生き方を大切にできない関係性は、精神的苦痛です。
とはいえ、介助者さんの存在=自分の命でもあるので、
簡単に「さようなら」というわけにもいきません。
随分悩み、苦しんでいました。
が、最終的に彼女の指針となっていたのは
「自分にとって◯となる選択はどっち?」ということでした。
結果的に、それまでの介助者さん数人とお別れをしたところ、
偶然が重なり、空いたスペースに、
今のみぃちゃんに合う方々との縁が入ってきたのです。
それは、見事な流れでした。
今は、
「みぃちゃんのことが好きで、みぃちゃんの介助に入ることでパワーをもらえる!」
という介助者さんに囲まれて生きています。
(両脇、美人介助者さんに囲まれて酔っ払うみぃちゃん笑)
当たり前の毎日こそ人生そのもの。日々をいかに大切に生きるのかが大事。
みぃちゃんの生き方からも分かるように、
病気があるから、障害があるから、
という制限の中で選択するのではなく、
常に、
「自分はどうしたいの?」
と問い続け、その時々で心から望む選択を可能な限りしていくこと。
これこそが、スピリチュアルケアであり、おわまるな生き方なのです。
今ここから、
[keikou]たった1人の大切な自分を大切な存在としてケアして生きる。[/keikou]
そんな生き方ができたら、人生は、どんなに喜び溢れるものになるでしょう。
4回目の今回は、
当たり前の日常の中で、「スピリチュアルケア」を意識していきましょう。
というお話をしました。
第5回の記事はこちらから
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