こんにちは。副所長の澤登和夫(さわとん)です。
ぼくには2歳3ヶ月の男の子がいます。
今日はその子どもから学んだぼくにとって大切なことをお伝えします。
突然ですが、子どもが最初にしゃべる感情を表す言葉って何だと思いますか?
「嬉しい」「楽しい」「悲しい」「さみしい」、、
色々あってみんな違うのかもしれませんが、うちの子はこれだったのです。
約1ヶ月前、2歳2ヶ月でしゃべった言葉、
それは
「こわい」
だったのです。
(最初はこわいが言えなくて、こーこーって言ってました)
最初にしゃべったときは「おー、こわい(こー)ってしゃべった!」って感動しただけだったけど、
数日前に、ふと思いました。
「あっ、子どもが一番に伝えるのは、こわいなんだな」
なんか、はっとしました。
楽しい、悲しい、好き、とかじゃない。
暗闇をみるとこわい
虫を見るとこわい
寝起きにパパを見るとこわい(笑)
こわいって、生きることに直結してるからなんだろうなって思いました。
逆にこわいものは死に直結していて、「死にたくないよ」って伝えてるのかもしれない。。
生きるための防衛本能。
子どもってすごいなって思いました。こわいを伝えることで生きようとしてるんだって。
そして、それは自分のことに置き換わりました。
「あぁそっか、自分もこわかったんだな」
小さい頃、色々な未知のものがこわかったんだろうなって。
そしてそれは、大人になった今でもそんな変わらないんだろうなって。
今はこわいって言う言葉はそんな使わないけど、潜在的にはこわいって思ってるんだろな、未知のこととかこわいんだろうなって。
これまでこわい中で、生きてきたんだなって。
こわいを押し込めて、生きてきたんだなって。
そんな事を思ってたら、自分が急に小さい頃にタイムスリップした感じになりました。
母親の顔が思い浮かびました。
小さい頃、幼稚園くらいかな、母親に顔をうずめている自分が出てきたのです。
小さな自分 「こわい」
母 「大丈夫だよ」
そう言われてる気がしました。
よくわからないけど、目が潤みました。
すごくあたたかいものに包まれている感じがしました。
人は誰だってこわいんだ。
大きくなった今だって、本当はこわいんだ。
みんな、こわい中で生きているんだ。
それでいいんだ。そんなもんなんだ。
そんなことを、息子から教えてもらった気がしました。